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国際貢献 - 豊かなくらしの持続的な発展を支援する


狭い泊地と無数の漁船
地球では人口が増え続けています。食糧問題は一層加速します。水産物は貴重な栄養源です。水産物は腐敗しやすいため、供給する量や範囲を拡げるためには取り扱い方法の工夫が重要です。 赤道に近い国々では気温が高く、効率的な漁業を支える社会基盤もないために、食料供給基地では大きな問題となっています。



温度の高い路面で荷捌きされる魚類
当社は、国内のプロジェクトや研究で培った技術を論文投稿等によって世界に発信しています。 そして、政府開発援助等で実行される沿岸域の社会基盤整備の支援をしています。気をつけなければならない点として、国内と海外では、自然条件、利用条件、施工条件などが全く異なる場合が多いということが挙げられます。基本的な知識と現場での豊富な経験に基づく高度な応用能力があるからこそこのようなプロジェクトを実現できます。



漁船を人力で収容する漁業者
砂浜域に港を整備すると、古より浜辺を作りあげていた土砂の流れ方やそのバランスが変わり、新たに海岸侵食の問題を引き起こす場合があることが知られています。発展途上国では、このようなインパクト(悪影響)に対する知識・経験に乏しいために、事業主体の意識も低く、対処が後回しになる場合が多いと言えます。



Coatal Engineering Manual(日本語版)
日本でも、深刻化してしまった海岸侵食への対応が追いつかなくなる事例が多くあります。このため、常に数々の事例に触れ、その根底にある普遍的な技術や知見を会得し、専門家として新たな構造物の築造に適した対処方法の計画を策定しておくことを提案する必要があります。 このために、アメリカで普及しているCoastal Engineering Manualの和訳・販売にも国内の学識経験者とともに取り組みました。

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